サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
スペイン・ポルトガルの街の自転車道
2025年8月9日
スペイン、ポルトガルは、バルセロナなど一部の街を除いてあまり自転車インフラの整備が進んでいるとは言えません。それでも大きな街にはたいていある程度自転車道が整備されています。
私が見てきたスペイン、ポルトガルの街の自転車道を紹介していきます。
まずは、スペインの首都、マドリードのメインストリート、グランヴィアです。片側2車線のうち、歩道側のレーンはバス・タクシーレーン、中央寄りは一般車両と自転車用で、大きな自転車マークが描かれています。広い道にもかかわらず、制限速度は30km/hです。ただし、マドリードは坂が多いので、自転車は少ないです。
次は、マドリードの中心のプエルタ・デル・ソル広場。その横を通る道には巨大な自転車マークが描かれていました。クルマは一方通行ですが、自転車は逆走可能で、逆方向の自転車レーンが設けられています。
スペイン北部、フランスとの国境近くのパンプローナです。サンティアゴ巡礼路になっているところなので、自転車道には巡礼路であることを示す大きなホタテ貝のマークが描かれていました。
巡礼路の標識があるところもありました。歩行者用と自転車用の巡礼路がこの先で分かれることを表しています。
こちらは、車道を区切って作られた自転車道。ここにも大きなホタテ貝のマークが描かれていました。
サンティアゴ巡礼路上にある街、ログローニョです。自転車道が歩道上に作られているところもあります。
ログローニョの車道側の自転車道。
同じく巡礼路上にある街、ブルゴスで車道側に作られた自転車道。道の片側に対面通行で整備されていますが、車線との分離は色分けと点線のみです。
こちらもサンティアゴ巡礼路上の街、レオンにて。交差点で、オートバイ、自転車、電動キックボードが車の前で信号待ちができるようになっていました。
ここは、一方通行で、自転車、電動キックボード、タクシー、バス用のレーンがありました。速度制限は20km/hです。
サンティアゴ巡礼路、ポルトガル人の道沿いにある街、ビーゴです。この街は坂が多いのですがかなりキツい坂の道にも自転車道がありました。
交差点で目出つように自転車道が赤く色づけされています。
ポルトガルのポルトです。坂の多い街で自転車は少ないのですが、自転車道はしっかり整備されていました。バルセロナ同様、道の真ん中に自転車道があるところが多くあります。
ここも道の中央に植え込みがあり、自転車道は道の中央寄りです。
車線との間は非常に細くて低いブロックのみ。ちょっと怖いです。