サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
2017年、ドイツ・デュッセルドルフでツール・ド・フランスのスタートを観てきた1
2025年11月8日
2017年のツール・ド・フランスは、ドイツのデュッセルドルフからスタートしました。ドイツでのグランデパール(開幕)は30年ぶりであり、東西ドイツ統一後では初めてのことでした。
初日は、デュッセルドルフ市中心部に設けられた全長13kmのコースで、個人タイムトライアルが行われました。
まずはゴール地点へ行ってみました。ゴールゲートや表彰台が設営され、レースに向けた準備が進められていました。

その周辺には、公式グッズショップやスポンサー企業のブースが数多く立ち並び、出場チームのサイクルジャージなどを販売していました。

こちらはスポンサー企業のブース。ちょっとした記念グッズを配布しているところも多く、来場者でにぎわっていました。

レースが始まる前には、「キャラバン」と呼ばれるスポンサー企業の装飾車両が次々と登場し、観客を楽しませていました。

次にタイムトライアルのスタート地点へ行ってみました。スタートボックスから一定の時間ごとに選手が1人ずつ出発し、ゴールまでのタイムを競います。その日の最速タイムを記録した選手が、初日の勝者となります。

再びゴール地点に戻ると、大型モニターが設置され、コース上の様子が中継されていました。

会場には、こんな人も。自転車の元祖といわれる「ドライジーネ」を模した自転車です。

やがて選手たちが次々とゴール。すごい形相で走っています。最前列の観客は、コース沿いに並べられたスポンサーのロゴ入りプレートをガンガン叩きながら、大きな歓声を上げていました。

そしていよいよ表彰式。この日の優勝者は、ウェールズ出身のゲラント・トーマス。しかし残念ながら、観客が多すぎてほとんど見えませんでした。

さすが世界最大の自転車レースだけあって、何万人もの観客、スポンサー企業の熱の入れよう、そして市街地の交通を遮断してまで開催される規模の大きさに圧倒されました。まさにスケールの違いを感じるイベントでした。
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