サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり

アムステルダムで進む駐輪場整備

2026年1月10日

 世界一の自転車政策先進国と言ってよいオランダですが、駐輪場整備に関しては、以前はドイツなどに比べて遅れをとっていました。アムステルダム市内では、運河沿いや橋の上、歩道や広場などに不法駐輪があふれ、市も黙認状態でした。

 2022年にアムステルダムを訪れて一番驚いたのは、その不法駐輪がほぼ一掃されていたことです。次の写真は2012年に訪れたときの王宮前広場の様子です。2022年の同じ場所の写真がないのですが、この写真に写っている不法駐輪はすべてなくなっていました。

 広場には、駐輪禁止と駐輪場案内の標識が設置されていました。

 路面にも駐輪場の案内表示が描かれていました。

 拡大したところです。

 市内中心部にある地下駐輪場の入口には、駐輪可能台数も表示されていました。

 カーゴバイク用の駐輪スペースも設けられていました。

 こちらは、歩道の一部を区切って駐輪スペースにしたものです。やや分かりにくいですが、自転車の車輪をデザインした柵で囲まれています。

 歩道上に駐輪ラックが設置されている場所もありました。

 ただし、運河に架かる橋の上などには、まだ不法駐輪が見られます。それでも、以前に比べればだいぶ改善されました。

 こちらは、アムステルダム中央駅前に以前からある立体駐輪場です。手前が駐輪場で、背後にあるのはホテルです。

2,700台収容ですが、まったく足りておらず、駅前広場の一部が駐輪場として使われていました。

 私が訪れたすぐ後に、中央駅前の運河の水面下に11,000台収容の駐輪場が完成したそうです。
 2002年にアムステルダムを訪れた際、市の方から「駅前の立体駐輪場は仮設のもので、将来は中央駅の地下に新しい駐輪場を造る予定だ」と聞いていたので、20年以上をかけてようやく実現したことになります。従来の立体駐輪場は、おそらく解体されるのでしょう。
 新しい駐輪場については、次のサイトなどをご覧ください。

ELEMINIST
「自転車大国オランダ アムステルダム中央駅に11,000台の大型駐輪場を新設」

 次の写真は、アムステルダム南駅の駐輪場入口です。駐輪場内は「撮影不可」とのことだったため中の写真はお見せできませんが、日本の駐輪場でもよく見られるような2段式ラックが整然と並んだ、きれいな駐輪場でした。

 屋外にも駐輪ラックが並んでいました。

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