サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
世界最先端を行く、ユトレヒトの自転車インフラ
2026年1月31日
前回に引き続き、自転車政策先進都市・ユトレヒトの自転車インフラについて見ていきましょう。
まずは、ユトレヒト中央駅近くの交差点です。自転車用の左折レーン(日本とは左右逆なので、日本の右折レーンにあたる)が設けられています。このようなレーンは、ヨーロッパでは時々見かけます。

奥から来る自転車道と、左からの自転車道が重なる部分には、路面に四角い✕印の停車禁止表示があります。

ユトレヒトは、ミッフィーで知られる絵本作家ディック・ブルーナが住んでいた街で、街の中心部にはミッフィーの信号機があります。

信号機を拡大したところです。

この交差点は、自転車の通行量が非常に多い場所でもあります。次の写真は夕方の帰宅時間帯のもので、信号待ちの自転車による長い列ができています。なお、この道はクルマの侵入が禁止されています。バスは時々通ります。

信号が青になると、自転車が一斉に走り出します。なかなか壮観な光景です。

写真の左手前側に中央駅があるため、駅に行きやすいよう、道の手前側には双方向の自転車道が設けられています。一方、右側の道には、道の両側に片方向ずつの自転車道があり、右から来る自転車が駅に向かいやすいように、この交差点では右奥から左手前へ自転車が斜めに横断できる設計になっています。

次の写真は、中央駅近くの跨線橋です。ゆるやかな階段で、自転車を押して上がれるようスロープが設けられています。

かなり長い跨線橋で、登りは自転車を押す必要がありますが、スロープの上では自転車レーンと歩行者エリアが明確に分けられており、自転車は走行可能です。

跨線橋の上から駅を見たところです。

ただし、残念なことに自転車を載せられるエレベーターは故障中でした。

不法駐輪がほぼ一掃されたアムステルダムとは異なり、街の中心部の広場には自転車が溢れています。

通り沿いには駐輪ボックスも見かけました。
