サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
ヨーロッパ最大の自転車展示会「EuroBike」を見てきた1
2025年10月27日
2022年にヨーロッパを訪れた際、ドイツ・フランクフルトで開催されたヨーロッパ最大の自転車展示会「EuroBike」を見てきました。
この前年までは、ドイツ南部・ボーデン湖畔のフリードリヒスハーフェンで開催されていましたが、国際空港のある玄関口・フランクフルトに会場が移り、アクセスが格段に良くなりました。一般公開日も1日だけだったのが2日間に延び、その両日とも見学しました。
会場の規模は、日本で開催されるスポーツ自転車展示会「サイクルモード東京」のおよそ5倍はありそうな印象でした。
この年のテーマは「Hello Future(未来よ、こんにちは)」。
「自転車こそが未来の乗り物だ」というメッセージを強く打ち出していました。
展示会の入口にて。

展示の中で、なんといっても最も目立ったのはe-Bike(電動アシスト自転車)です。展示されている自転車のうち、およそ8割はe-Bikeという印象でした。
ヨーロッパのe-Bikeはスポーツタイプが主流で、次の写真のようにダウンチューブにバッテリーを組み込んだデザインが多く見られます。

こちらは、ややママチャリに近いタイプの e-Bike です。

展示されている自転車のタイプが非常に多彩なことも印象に残りました。
まずは、タンデム(2人乗り)自転車。

横に2人並んで乗るタイプ。

前部が車いすになったもの。

キックボードのように立って足で蹴って進むもの。

前輪が2つある三輪タイプ。

木でできた自転車。

会場内には、日本のサイクルモードと同様に試乗コースが設けられており、多種多様な自転車が走っていました。
一般的なマウンテンバイクタイプのe-Bike。

リカンベント(寝そべって乗る自転車)。

カーゴバイク(荷物運搬用自転車)。

ベロモービル(屋根付きの自転車)。
ベロモービルは車体が重くなるものの、空気抵抗が少ないためスピードが出ます。ヨーロッパでは街中でもたまに見かけることがあります。

日本でも、こうしたさまざまなタイプの自転車が走れる環境が整っていくと良いですね。
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