サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
自転車を交通の中心に据えてつくられたニュータウン、ハウテン
2026年2月7日
ハウテンは、ユトレヒト中心部から約8kmの場所にある、自転車を交通の中心に据えて計画的につくられたニュータウンです。1970年代から80年代にかけて本格的に整備され、さらに1990年代から2010年代にかけてハウテン南の拡張が行われました。現在の人口は約5万人です。
ハウテンの街は、次のような構造になっています。

OpenStreetMapの「CyclOSM」に藤本追記。
赤い線は環状自動車道で、街中のそれぞれの地区の間を移動するには、一度この環状道路に出て、ぐるっと回る必要があります。
それに対して、濃い青の線で示された自転車道は、駅を中心に放射状に広がっており、自転車であれば最短距離で移動できるようになっています。
ユトレヒトからも、もちろん自転車道がつながっています。

環状道路の下をくぐって、ハウテンの街中に入ります。

駅前では、クルマは一切見かけません。走っているのはすべて自転車です。

駅のプラットホームの下には駐輪場があります。

駐輪は無料で、レンタサイクルも用意されており、修理もしてもらえます。カーゴバイク用のスペースもあります。

街のあちこちに駐輪ラックが設けられています。

幹線自転車道の周囲は公園になっています。

街中の住宅街には車は停まっていますが、走っている車はほとんどありません。

ハウテン南の駅前にも行ってみました。ここでも、走っているのはすべて自転車です。

ただし、ハウテンでは少しやりすぎたと感じたのか、こちらの駅前には地下駐車場が設けられています。

一戸建てが多いハウテン中心部と違い、こちらは集合住宅が中心です。

中心部の広場にも自転車ラックが設けられています。

自転車のスピードを落とさせるためのハンプも設置されていました。
