サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり

オランダの夜に光る自転車道と、自転車用空中ラウンドアバウト

2026年2月28日

 オランダ南部の街アイントホーフェン近郊に、おもしろい自転車道があると聞き、見に行ってきました。

 まずは「ゴッホ自転車道」です。アーティストのルースガーデ氏がデザインしたもので、日中に太陽光で充電し、夜になると発光する蛍光塗料を施した石が路面に埋め込まれています。ゴッホの名画『星月夜』をモチーフにした渦巻き状の模様が描かれており、夜になるとその模様が幻想的に浮かび上がります。

 昼間は、一見するとコンクリートで舗装された普通の道のように見えます。

 近づくと、かすかに渦巻き状の模様が確認できます。

 さらに近づくと、薄緑色の石が埋め込まれていることがわかります。

 今回は夜に訪れることができませんでしたが、次の写真のように光るそうです。

WIRED「オランダの『発光する自転車道』が、ゴッホの名画のように美しい(動画あり)」より)

 次に訪れたのは「ホーフェンリング」です。車のラウンドアバウト(円形交差点)の中心に高さ約70メートルの塔が立ち、そこからリング状の自転車専用ラウンドアバウト橋が吊り下げられています。

 幹線道路の両側を走る自転車道は、ラウンドアバウトに向かって非常にゆるやかな坂を上り、車とは完全に分離された橋を通って、安全に、信号に左右されることなく、どの方向へも進むことができます。

 ホーフェンリングの近くには、車と自転車が分離された別のラウンドアバウトもありました。こちらは、車道の下を自転車道がくぐり抜け、車のラウンドアバウトの内側に自転車専用のラウンドアバウトが設けられています。

 ヨーロッパでよく見られるラウンドアバウトは、自転車にとって走りにくく、危険を感じる場所も少なくありません。しかし、さすが自転車大国オランダだけあって、自転車への配慮が徹底されていました。

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