サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
オランダの締め切り大堤防を走りに行ってきた
2026年3月15日
オランダ北部には、海をせき止めて洪水を防ぐために造られた「締め切り大堤防」と呼ばれる、全長約32kmにおよぶ巨大な堤防があります。北海からの入り江をせき止めて淡水湖にすることで、洪水から国土を守るとともに、新しい土地をつくるための大規模な事業によって建設されたものです。
この堤防の上には高速道路と、やはりオランダらしく自転車道が通っています。そこを走るべく、現地まで行ってきました。

OpenStreetMapに藤本追記。
締め切り大堤防の東端近くの町、ハルリンゲンから堤防に向かって走っていきます。周囲には風力発電の風車がたくさん並んでいました。

さて、いよいよ堤防に入るというところの駐車場に、「FIETSBUS(FIETSはオランダ語で自転車の意味)」と書かれたバスが停まっていました。

さらに先へ行こうとしたのですが、残念ながら堤防は改修工事中とのことで走ることができませんでした。
FIETSBUSは、自転車のための代替手段として用意されたもので、自転車を堤防の反対側まで運ぶためのバスでした。通行止めの場合でも、自転車のためにしっかり代替手段を用意するのが、いかにもオランダらしいところです。
自転車はそのまま車内に載せることができ、料金は無料です。入口にはスロープも用意されています。

バスを前から見たところ。

前半分の座席が取り払われ、自転車を固定するためのパイプやベルトが設置されています。

後ろ半分には普通の路線バスと同じように座席が並び、乗客はそこに座ります。
バスは堤防の上の高速道路を快調に走っていきました。

そして対岸に着くと、そこから再び立派な自転車道が続いていました。
